8割が軽症で中国の致死率は3.8%

新型コロナウイルス感染の日本国内の症例では、1週間前後37・5度以上の発熱やせき、喉の痛み、息苦しさといった呼吸器症状が続き、強いだるさ(倦怠感)を訴える患者が多い。

世界保健機関(WHO)によると、潜伏期間は1〜12.5日、多くは5〜6日。

肺炎になって重篤化した場合は、人工呼吸器などの集中治療が必要になります。

国内での感染や中国湖北省武漢市からのチャーター便帰国者の事例では、陽性で症状があった769人のうち、人工呼吸器などを必要としたり、集中治療室に入院したりした重症者は6%弱でした。

中国での患者約5万6千人のうち、軽症例が約8割で、死亡例は計2114人、致死率は3・8%だったというWHOと中国の合同専門家チームの分析結果もあります。

致死率はMERSが3割以上、SARSが約1割とされ、新型コロナウイルスの方が低い。